言語化が上手い人は何が違う?感じていることを言葉に変える具体的な方法

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「めちゃくちゃ良かった!」「なんかやばいよね」「言葉では表現できないけど...いいんよね」
私たちは日常の中で、こんな風に感じたことを簡単な言葉で済ませてしまうことがよくありますよね。特に自分が感じている「好き」とか「良い」という感情を具体的に説明しようとすると、なぜかうまく言葉が見つからない。相手に自分の思いをしっかりと伝えられず、もどかしさを感じた経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
一方で、周りには自分の考えや感情を的確な言葉で表現できる人がいます。彼らは一体どんなコツをつかんでいるのでしょう?実は、言語化の能力は誰でも伸ばすことができるスキルなのです。
本記事では、三宅香帆さんの著書『「好き」を言語化する技術』を参考に、言語化が上手な人の特徴と、具体的な上達方法をご紹介していきます。感じたことを言葉にする技術を身につけることで、あなたのコミュニケーションがより豊かで魅力的なものになるはずです。
「言語化」という言葉を耳にすると、何か特別なテクニックや才能が必要なのではないかと思われるかもしれません。しかし、三宅香帆さんの『「好き」を言語化する技術』では、実はとてもシンプルな考え方が示されています。
言語化の本質は「細分化」にあった
著者によると、言語化とは「『どこが』どうだったのかを細分化してそれぞれを言葉にしていく作業」なのだそうです。つまり、漠然と「いいな」と感じたことを、できるだけ細かい要素に分解して言葉にしていく。それが言語化の本質なのです。
私は最近、『グランメゾン東京』という木村拓哉さん主演のドラマを改めて見ていました。Netflixで一気見してしまうほど面白かったのですが、単に「面白かった!」で終わらせるのではなく、考えを巡らせてみると...。「キムタクの葛藤に心打たれることもあったよね」とか「玉森くんもどんな選択をすべきか、あのシーンでは心揺らいでいただろうな」とか。ネタバレ防止のため詳細な言及は避けますが、具体的な場面や心情に触れることで、より深い会話が生まれやすくなります。
言語化の能力は特別な才能ではなく、意識の向け方と練習によって誰でも身につけることができるスキルなのです。ここからは、この「細分化」の考え方を実践に移すための具体的な方法をご紹介していきます。
言語化しやすくなるために実践したい具体的な習慣
言語化の本質が「細分化」にあることをお伝えしました。では、実際にどのようなステップで言語化の力を伸ばしていけばよいのでしょうか。三宅香帆さんの『「好き」を言語化する技術』では、意外にも「見ない」ことから始めるアプローチが提案されています。
言語化の第一歩は「他人の意見を見ない」こと
意外な方法に感じる方もおられるかもしれませんが、著者は言語化力を高めるための第一歩として、SNSなどでの他人の感想や意見を見ないことを推奨しています。
例えば、人気映画を見た後すぐにSNSで感想を探してしまう...。そんな経験はありませんか?確かに他の人の感想を見ることで「あぁ、そういう見方もあるのか」と新しい発見があtたりするのも事実。自分が気づかなかった視点での物語の見方や作品の楽しみ方に触れられる瞬間でもあります。しかし、それこそSNSを見ることができる私たちが最初に注意すべきポイントのようです。
他人の意見を先に見てしまうと、それが無意識のうちに「自分の意見」として定着してしまうことがあります。
これは本書を読んでいて「あぁ確かに無意識に自分の意見になってるかも」と実感した感じがありました。「書いてるようににあの場面は素晴らしかった」と思っていても、それが本当に自分の感想なのか、誰かの意見の受け売りなのか、分からなくなってしまうのです。
大切なのはまず自分自身で考え、感じたその気持ちを素直に大切にすること。他人と意見が違っていても、自分の思った感想をきちんと言葉にできれば、よくある聞き馴染みのある感想とは違った自分の言葉を使うことができます。
より魅力的な言語化へのステップアップ
「自分の言葉で語る」という基礎があってこそ魅力的な言語化が可能になります。『「好き」を言語化する技術』には、より具体的なテクニックが紹介されていました。
相手の興味や知識レベルに合わせた話し方であったり、抱いた感想をどう表現すれば自分が思ったように感じたように言葉にできるのかなど。言語化のための具体的なテクニックが示されていて大変参考になりました。
いかに自分の想いを相手に伝えられるか、そのためのヒントが本書には詰まっています。
まとめ:言語化が上手い人になるための第一歩を踏み出そう
今回は言語化の本質と実践方法について見てきました。大切なのは、感じたことを「細分化」して言葉にすることと、そしてより具体的な第一歩として、他人の意見に頼らず自分の言葉で表現してみることでした。
言語化の力を磨くことは、決して特別な才能や、膨大な時間を必要とするものではありません。日々の小さな実践の積み重ねで上達していくスキルともいえるでしょう。例えば、今日見た映画や読んだ本、食べたおいしい料理について、SNSをチェックする前にまずは自分の言葉でメモを取ってみる。そんな小さな一歩から始めてみてはいかがでしょうか?
あなたの中にある「好き」という気持ちや感動を、もっと豊かに表現できるようになったとき、きっとコミュニケーションの新しい楽しさに出会えるはずです。

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